現代は第二次世界大戦後の
昭和の日本の時代のような、
「今日よりも明日の方が良くなる」
という「希望」を拠り所にして
生きる事が難しくなっているのではないだろうか
これまで当たり前だと思っていた
平和で安全な暮らしが
実は
ギリギリの危うい瀬戸際で
かろうじて保たれていたのだ
ということに皆が気づき始めている
と思うような世の中になってきたのではないか。
そんな中でもまだ工業や最先端技術や
最先端医療等のような
そんな文明の力に頼った価値感では
生きていくのは困難だということにも
気付き始めているのではないだろうか
そのため、みな、拠り所がなくなり、
みな、苦しんでいるような気がする
だからこそ、
人間が生きていく上で
本当に拠り所になるものは何か
何を生き甲斐にして、
生きていけば良いのか
といったような根源的な問題が
私達人間に問いかけられているの
ではないだろうか
などと、
自分自身の脳卒中の
後遺症がどんなに最先端の医療でも
やっぱりどうにもならないんだ
と気付き始めたから
そんなことを考えているのだろうか
所詮、人間なんて、
老いも病も、そして死も
どんなに最先端の医療を駆使しても
どうにもならないことを
実感として
感じ始めている僕がいる